2020.08.25|オアフ島

へなしゅん的ハワイ事典

へなしゅん的ハワイ事典 – ワイキキ

ネイチャー

ワイキキというのはハワイ語で、「吹き出す水」みたいな意味ということは、ハワイ好きの方ならご存知かと思います。でも、どこから水が吹き出ているのかご存知ですか?

ワイキキが今の姿になったのは、1928年のことです。アラワイ運河ができて、隔離された空間になりましたが、それまでは外の世界とつながっていました。そして、その辺りは湿地帯でした。上は、WEBで探してきたもの(Ho‘okuleana)で、1887年のワイキキ周辺エリアの地図です。アラワイ運河はまだなく、いくつもの川が流れているのが分かると思います。

マノアから流れてくる山水が、ドバーッと流れてくるのがワイキキでした。現在からは考えられませんが、ワイキキの内陸側(アラワイ運河ができる前なので、現在のマッカリーやモイリイリあたり)には、タロイモ畑や稲作用の田んぼが広がっていたそうです。

1901年に、モアナホテルが造られ、ワイキキの海岸線がリゾート地として生まれ変わり始めると、困った問題が発生します。湿地帯は蚊を発生させます。今なら、「蚊に刺されてかゆいくらい我慢しろ」と思うかもしれませんが、当時は蚊に刺されるといろんな病気にかかってしまう危険性がありました。宿泊施設が少しづつ増えていくので、これをなんとかしたかったそうです。ハレクラニのルーツとなるホテルも1917年に誕生しています。蚊をなんとかせねば!

そこで考えられたのが、アラワイ運河です。山から流れてきた水を集めて海まで流します。湿地帯をなくし、ワイキキから吹き出る水を消し去るのです。この工事が始まったのは1921年でした。1928年完成。現在のワイキキの原型が出来上がりました。

ピンクのホテル、ロイヤルハワイアンができたのはアラワイ運河完成の直前1927年でした。この辺りから、ワイキキのリゾート化は一気に加速します。

さてさて、マノアから流れてくる山水は、アラワイ運河によって、まとめて海へ流されるようになったわけですが、ワイキキに全く来なくなったか、というとそうではありません。アラワイ運河に集まった後、ワイキキの地底を通過する山水もあるみたいです。日本みたいな土がぎっしりの土地じゃないので、ワイキキの地下層は隙間がいっぱいあるんですね。

この地下層を通った水が、ハレクラニとアウトリガー・リーフの間から湧き出ています。カヴェへヴェへというパワースポットとして知られています。興味がある方は探してみてください。

動画でワイキキの様子をご覧になりたい方はハワイ州観光局 プロモーションビデオ ワイキキ編をどうぞ!

<2020/08/20の情報です>

へなしゅん
へなしゅん
福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、現在は「ハワイスクープ」の編集長。ハワイ生活は20年目。WEB編集をやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。

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