2019.12.23|オアフ島
大人がくつろげるホテルのバー「ザ・スタディ」
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ハワイで近年人気を集める”隠れ家バー=スピークイージー”。そんな隠れ家バーとして、ハワイでもっとも初めに開いたことで知られるのがモダン・ホノルルにある「ザ・スタディ」です。ロビー階にある大きな本棚が営業時間になると少し回転してその姿を表し、いかにも敷居が高そうですが、実は気軽に利用できるカジュアルなバー。ローカルも集まる人気のお店で、ハワイの夜を楽しんでみてはいかがでしょう。
旅先でバーに入ってちょっと一杯、なんて憧れますが、その場所を知らないとなんだか気後れしてしまって、入店を躊躇してしまうなんてことはありませんか? ハワイのホテルにあるバーは、名門ホテルでも基本的に入りやすいのが魅力。この連載では、そんなハワイにあるホテルのバーをご紹介します。
今でこそハワイには、デザイン系ホテルやリノベーションを果たしスタイリッシュに変身したホテルが多くそろいますが、その元祖といえば、モダン・ホノルル。2010年のオープン以来、そのセンスは注目され続けています。インスタジェニックという言葉がなかった頃からその景観は美しく、現在ではホテルのメインプールで写真を撮りたいがために宿泊したいと憧れる人もいるほど。
そんなホテルにあるバーは、ホテルの開業と同じく2010年にオープン。冒頭でも触れた通り、ハワイで初めてのスピークイージーとして設計されました。営業時間になると、ロビー奥にある大きな本棚が回転しお店が現れる設計のため、日中しか訪れたことがなければ、その存在に気づくことはないでしょう。
カクテルを頼むならば、有名文学の名前に因んだオリジナル・カクテルをぜひ。席に座ってスタッフさんに注文するほか、バーカウンターで直接注文することもできますよ。今回撮影したのは、ウエスト・サイド・ストーリーならぬ、ウエスト・タイ・ストーリー($14)。ラムやココナツシロップ、パイナップルジュースを合わせたピニャ・コラーダをアレンジした一杯です。オリジナルカクテルをアルコールなしのヴァージンで注文する場合は、一杯$10になります。
ノンアルコールで作ってもらったハックル・ベリー・フィン($10)。季節のベリーを使い、しぼりたてのレモンジュースと合わせた一杯。お酒が入る場合はウォッカベースとなり、マティーニ用のグラスで提供される強いカクテルですが、ノンアルコールで注文すると姿まで変えるのは面白いですよね。
20時から22時30分は生演奏もあり、ぐっと大人びた雰囲気になります。客層はローカルの利用や欧米からのお客さんも多く、ワイキキとアラモアナの間にあるため、観光地ではあるもののワイキキの真ん中にあるようなホテルとは様子が違うのも面白いところ。観光地のバーは経験済みという方、次の一軒にはザ・スタディを選んでみてはいかがでしょうか。
Photos:Etsuro Sakaue
<2019/11/27の情報です>
