いつ会っても仲睦まじく素敵オーラを放つ2人が暮らすのは、オアフ島屈指の美しいビーチで知られるラニカイビーチがあるラニカイエリア。大きな木々に囲まれた隠れ家的な場所にある自宅は、木造平屋の可愛らしいアイランドスタイルの一軒家です。お家の間取りは2ベッドルーム。一歩お家に入ると、広々としたリビングルームとキッチン、そしてダイニングルームに続く心地よい空間が広がります。
暮らしはじめて7年という自宅のテーマは「温かみのある暮らし」。生活感を出し過ぎず、飾り過ぎず…飾り気のない自然体の2人のライフスタイルそのものがインテリアにも表れています。インテリアの参考にするという、インテリア関連の書物や雑誌もしっくりとお部屋の一部になっていたり、生活感がありながらも自然でお洒落な空間作りは、さすが人気セレクトショップのオーナーならでは!
インテリアのこだわりや楽しみのひとつとして、「お店に置いている商品もそうですが、2人とも旅が大好きなので、旅行に行くたびに旅先で見つけたアイテムを持ち帰って、家に着いてからピタッとくる置き場所を見つけるのも楽しみのひとつです。」と教えてくれた2人。また、旦那様のParkerは木工芸も特技のひとつで、家のそこかしこに、彼の手作りの棚やフォトフレーム、そして旅先で見つけたというエキゾチックなテイストの置物やオシャレな帽子などが飾られていて「絵になる」場所を見つけるセンスは、ディスプレイもお洒落な2人のお店の雰囲気にも、よく似ています。
旦那様お気に入りのライトニングボルトのヴィンテージサーフボードが飾られたダイニングルーム。手前にはコレクションのハードリカーが並ぶミニバーエリアも。
ヴィンテージ家具店で見つけた椅子の背もたれ部分だけを家具職人にお願いしてリメイクしてもらったヴィンテージチェア。AliのおじいさんのサーフフォトはParkerお手製のフォトフレーム。
ナチュラルテイストなリネンとピローケース、エキゾチックなブランケットがアクセントに効いているマスターベッドルーム。
お料理も大好きという2人がリビングルームの次によく時間を一緒に過ごすというキッチン。
気軽に水やりができる水場の窓辺に並ぶ多肉植物たち。
Aliのおじいさんのサーフフォトやイラスト、メッセージをランダムなデザインのParker手作りのフォトフレームに入れて、ランダムに飾られた廊下のギャラリースペース。
Parker手作りの棚にグラス、ドライフラワーや旅先の置物をアレンジした見せる収納。
白壁に映える旅先で見つけた麦わら帽子のコレクション。
スリフトショップで見つけた飾り棚の棚を付け替えて、ペンキを塗り直してアップサイクルされたエンターテイメントセンター。
今年の10月には、奥様のAliが経営する「Olive Boutique/オリバー。ブティック」に待望のホームコレクションのスペースをオープン。彼らが旅先で見つけたコースタルライフやボヘミアンテイストのシンプルなデザインのインテリア雑貨のほか、育てやすい観葉植物の販売も始めたのがきっかけで、最近では自宅でもたくさんの観葉植物を育てるようになったとのこと。ショップにもイキイキとした植物たちがインテリアのアクセントとしてバランス良く置かれているのも印象的でした。まるでお宅を移設したようなショップはインテリアの参考になりそうです。
photos:TAKU MIYAZAWA
<2019/11/26の情報です>

- アイゾン・マイコ
- ハワイ在住歴16年。カリフォルニア州のコミュニティーカレッジを卒業後、ハワイ大学マノア校への編入を機に初めてハワイに上陸する。寒い気候が大の苦手なのと日本在住時から始めたサーフィンが大好きなこともあり、移住から早16年、今でも「ハワイってなんて良いところ〜♥」と思い続ける、この世界一素晴らしい気候と自然に魅了された移住者のひとり。2010年に長男、2013年には次男が生まれ、ワーキングママとして仕事、子育て、家事に追われつつ、取材先で出会った素敵な人々やスポット、また毎日の中で見つけるハワイの魅力を、多くの人々に伝えたい思いを胸に、メディア・コーディネーター、ライターとして日本で発売されている雑誌や書籍を媒体に活動中!