ドライバー兼ガイドのビリーさん。ワイキキ内の各送迎場所を巡って、参加者全員が揃ったところでツアーの説明。ビリーさんは日本に住んだ経験があり、とても分かりやすい日本語で丁寧に確認しながら説明が進み、いよいよ1Dayトリップに出発です。
最初に向かったのは、カピオラニ公園。途中、モンサラットアベニューのダイアモンドヘッド・マーケット&グリルに立ち寄って、軽食を調達しました。公園に到着後、大きなバニヤンツリーの木陰で「ハワイを食べる」の一品目をいただきました。大きくてずっしりと重いブルーベリー・クリームチーズ・スコーンですが、食感は柔らかく、ブルーベリーがジューシー。公園の朝を満喫し「ハワイを感じる」旅がスタートしました。
車に戻って、一路東へ。ダイヤモンド・ヘッド・ロードを走る車窓から。この日はあまり波の状態が良くなかったらしく、サーファーの姿もまばら。このまま海を眺めながらのドライブです。
カハラの高級住宅街を抜けフリーウェイへ。ハワイカイ、ハナウマ湾、ココヘッドと車窓から絶景を楽しみつつ、そのまま島の東側を回り、マカプウルックアウトに到着。途中、道路がカーブして海沿いに出たときは、真っ青な海とラビットアイランドが目に飛び込んできて、車内で歓声が上がりました。
早速車を降り、記念撮影タイムです。車内でも、車を降りる絶景ポイントでも、ビリーさんの話は楽しく、「へぇ~」の連続。東海岸をぐるっと回った車は、ノースショア目指して北上します。
カネオヘを過ぎて、到着したのは「ワイアホレ・ポイ・ファクトリー」です。味のある建物。片側一車線の道路に木製の電信柱が並ぶ、ノスタルジックな風情あるエリアでした。
ここでは、ハワイ伝統料理のポイ、カルーアピッグ、スクイッド・ルアウにトライ。食べ慣れないメニューはうれしい試食サイズです。でも、なんとなく懐かしい、白いご飯が欲しくなるような味でした。
次のマカダミアナッツ・ファームでは、もちろんナッツの試食を。お馴染みのガーリックやしお味だけでなく、BBQ、コーヒー、キャラメル、ハニーなど種類が多く、順番に味見。コーヒーの試飲もたっぷり用意されていました。
ファームでは、実際に石を使った原始的な方法でマカダミアナッツを割る体験ができ、そのまま割った生マカダミアナッツを食べられます。これは単純に見える作業ですが、力加減が難しく、きれいに割るのに苦労しました。何でもやってみないと分からないものです。
引き続きノースショアに向かう途中、クアロア・ビーチパークに立ち寄り、記念撮影。目の前に広がる太平洋と背後に迫るコオラウ山脈の壮大な景色、それらにまつわる古代ハワイアンの言い伝えなど、想像力を刺激されるビリーさんのガイドが続きます。
お楽しみのランチタイムは、人気店フミズのガーリックシュリンプ。ローカルから観光客まで、ひっきりなしに車が出入りしていました。ランチはあらかじめビリーさんが注文しておいたので、待つことなく熱々のエビが出てきました。
エビ×ガーリック×スパイス=天国の味ですね。エビってみんな大好きだよな~と思っていたら、同行の編集マンが「エビは苦手なのでチキンカツで」……。アレルギーなどの場合は、シュリンプ以外にチキンカツが選べるので、ツアー申し込みの時に希望を伝えます。チキンカツもサクッと揚がっていて、おいしかったです。
ランチの後は、フルーツスタンドに立ち寄ってフルーツを調達。パイナップルにリーヒンムイパウダーをふりかけたものなど、ハワイらしいカットフルーツが冷え冷えで売られています。
その後、先程のフルーツスタンドの冷たいパイナップルをおやつに、ウミガメを観察。この日は、たくさんのウミガメが波打ち際まで来ていました。波に揺られながら、息継ぎをするためにあちこちでポコッ、ポコッと頭を出す姿が、何ともかわいいのです。肉眼では何度も確認できたのですが、そうそうタイミングよく撮影はできないものですね。
その後、車はハレイワタウンへ。自由散策なので、シェイブアイスを食べたり、お土産を見たり、街歩きです。店先のにゃんこもの~んびり。
ホノルルに戻る途中、クカニロコ・バースストーンを見学。ここは、オアフ島の中心地。どの海岸からも、最も離れている場所だそうです。古代ハワイアンたちにとって、大変神聖な場所だったとされ、現在は大切に保護されています。
この場所では、かつてハワイ王族の女性たちが、大勢の男性たちに見守られながら、世継ぎを出産していたそうです。ここから見るワイアナエ山脈は、横になる妊婦のようだとビリーさんが説明をしてくれました。この後、車はワイキキへ。送迎ポイントでそれぞれ降車してお別れ、ツアーは無事に終了しました。
イートローカル! オアフ島各所でローカルの味を食べ、お腹がいっぱいになりました。フィールローカル! 海や山などの雄大な景色を眺め、ビリーさんの名ガイドも楽しく、ハワイならではの観光も楽しみました。ハワイを食べて、ハワイを感じる旅。これまでのグルメツアーや、島内観光とは一味違う「アイランド&ユー」。今まで知らなかったハワイが、旅のどこかでこっそり待ち伏せしているかもしれません。