2019.11.19|オアフ島
へなしゅん的ハワイ事典
へなしゅん的ハワイ事典 – チャイナタウン
- アート/カルチャー
19世紀はじめ、日本の江戸時代後期にハワイでサトウキビプランテーションがはじまりました。当初、労働者はハワイアンたちでした。が、免疫のないハワイアンはちょっとしたケガや病気でも命を落としていき、労働者人口が激減していきました。それに対応するため、ハワイ王国は労働者を異国から連れてくることを考えます。こうして、1852年、中国(当時は清)から初の移民労働者がやってきました。
中国人たちは商売人気質があるみたいです。プランテーションで働いても儲からないことを知った中国人たちの多くは、契約が終わると同時に商売を始めました。こうしてできたのが中国人たちの商店街、チャイナタウンです。ちなみに、現在のチャイナタウンの西には日本人たちの商店街もあったそうです。日本とアメリカの戦争が始まり、日本人街は消えていきました。
第二次世界大戦の後、中国は台湾と分裂してしまいます。その結果、チャイナタウンには中国系のお店、台湾系のお店ができたりしましたが、現在は、背景を知らない日本人観光客には区別がつかない状態です。かつては、治安が良くないエリアとして、旅行雑誌などで紹介されていましたが、中心地に警察署ができてからは平和になり、旅行会社のトロリーも停まるようになっています。オシャレなお店、ライブハウス、東南アジア系のお店なども増えているので、ガイドブックをいろいろチェックしてみましょう。とは言っても旅行先ですから、あまり気を許さないように。

- へなしゅん
- 福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。