ワイキキ内の指定乗降場所から送迎バスに乗車します。今回は、シェラトンワイキキのアロハランディングから出発。宿泊ホテルによって指定場所が異なりますので、予約確認書の記載確認をお忘れなく。大型バスで、クルーズ客船の乗船場、ホノルル港へ出発します。
バスに乗り込むときに、おしぼりとキャンディのサービスがあります。きちんとした制服姿のクルーによる小さな心遣いに、いつもとは違う特別感を感じました。
乗船場のホノルル港8番ピアには、ワイキキから20分ほどで到着です。万国旗に彩られた豪華客船は定員1500名、想像以上に大きく感じました。それもそのはず、屋上の展望デッキは高さ約18m、ビルの高さだと5~6階にあたるそうです。クルーズ船はバリアフリー設備も万全。グループの方全員で一緒に楽しめるのはうれしいところです。
乗船するときには、ダンサーのウェルカムフラで出迎えを受けます。
今回は5スターですので、キャプテンからの招待を受け、乗船後はそのまま屋上デッキでの歓迎レセプションに出席します。ウェルカムドリンクのハワイアンベリーニ(ノンアルコール)と季節のオードブルを、気持ちの良い風に吹かれながら楽しみます。これから始まるクルーズを前に、気持ちも浮き立つようです。
歓迎レセプションでは、キャプテンとの記念撮影タイムも設けられています。制服を着たキャプテン、決まっていました。
レセプション後は5スター用の船室に移り、最初のスーパープレミアムドリンクを注文しました。これは、5スター限定の「5スターレインボーマティーニ」。この5スターコースには、先程の歓迎レセプションでのハワイアンベリーニに加え、3杯のスーパープレミアムドリンクが含まれています。ドリンクメニューには、トロピカルカクテルやワイン、ビールはもちろん、ノンアルコールカクテルも用意されています。お酒を飲む方も飲まない方も、カクテルで乾杯。全員が、ハワイでのサンセット・ディナークルーズの雰囲気を楽しめるような趣向です。
ゲストにカクテルが行き渡ったところで、キャプテンのあいさつで乾杯。いよいよクルーズに出発します。
ホノルル港を離れると、背後にはダウンタウンのビルが見えていました。出港するのはまだ日の高い時間帯ですので、昼間同様の明るさです。
港を出ると、遠くにダイヤモンドヘッドが見えてきました。海も穏やかで、デッキで受ける風が心地よかったです。
テーブルに戻ると、いよいよ7コースシグニチャーディナーのスタートです。ローストしたカボチャのビスクスープ。実はこの5スターのディナーは、季節によってメニューが変わります。どんなお料理が供されるかも楽しみの一つで、リピーターの参加者が多いのも納得です。
パンは、温かいものが運ばれてきました。バターは、小さなスワンの形です。長い首のカーブが優雅で、食べてしまうのが惜しいようでした。が、もちろんいただきました。
クルーズとディナーがスタートすると同時に、ボンボヤージュフラのパフォーマンスも始まりました。「良い船旅を!」
ミックスグリーンサラダは、色鮮やか。ポーチした洋ナシにはゴルゴンゾーラを。目に楽しく、舌も喜ぶとは、こういうお料理のことでしょうか。一口サイズの洋ナシは食べやすく、5スターの気品を感じるメニューでした。
バターでポーチした活メインロブスターには、キャビアが添えられて。ソースも濃厚で、大変おいしくいただきました。ロブスターは産地から空輸されたものだそうです。
クルーズも進み、外の景色が変わってきました。そろそろサンセットの時間です。船内からも外の様子はよく見えるのですが、せっかくなのでデッキに出て写真を撮ってみました。7コースディナーとはいえ、こんなところがいかにもハワイらしい、決して気取っているわけではないんですね。沖からの景色は、いつものダイアモンドヘッドがすそ野まで姿を見せ、より大きく見えました。
穏やかな海の向こうに、太陽が沈んでいきます。手前には、ちょうどヨットのセールが見え、なんともロマンチックなサンセットタイムになりました。
席に戻ると、口直しのシャーベットが来ていました。ライムとバジルのシャーベット、さっぱりとした口当たりです。
アントレの二品目は、ローストした最高級プライムテンダーロインビーフです。黒トリュフとガーリックの香りが食欲を刺激し、先程ロブスターをいただいたばかりですが、スルスルと胃袋の中へ消えていきました。なお、アレルギーなどの場合、代替メニューの用意があります。ロブスターは苦手、ベジタリアンなど、予約時に希望をお伝えください。
こちらは代替メニューの一つ、サーモンの香草グリルです。
楽しくておいしかったディナーも、そろそろお終いです。「もうお腹いっぱい」と同時に「デザートおいしそう」という気持ちになる、至福の時です。アップルチーズケーキとパンプキンジェラート。コーヒーと一緒にいただきました。
ゆっくりとデザートやカクテルをいただいていると、船内の照明が落とされ、ジャズの生演奏がスタートしました。シンガーと演奏者の方たちがお互い冗談を言い合ったりして、それがまた、リラックスした雰囲気を作る大人の時間。5スターと聞いて、いつもより少しオシャレをしてきてよかったと思いました。
ジャズの演奏やテーブルでのおしゃべりを楽しんでいると、ホノルルダウンタウンの夜景がだんだんと近付いてきました。水面に映る夜景もきれいです。クルーズやディナーの満足感と、港に到着してクルーズが終わってしまう淋しさと、複雑な思いで夜景を眺めました。オシャレをして出かける特別なディナータイムに、海から見るワイキキの夜景という演出が加わって、素晴らしい体験でした。実は、クルーズの終わりには、女性のお客様にサプライズが用意されていました。サプライズですので、ここで詳しく書くのはやめておきます。
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ホノルル(オアフ島)
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