2019.10.04|オアフ島
へなしゅん的ハワイ事典
へなしゅん的ハワイ事典 – プルメリア
- ネイチャー
プルメリアはハワイの花とおっしゃる方がいらっしゃいますが、元々は中南米生まれ。ハワイにやってきたのは18世紀です。
英語で書くと「PLUMERIA」となって、「R」が使われています。ハワイ語でないのです。ちなみにハワイ語では「PUA MELIA」(プア・メリア)となります。英語と似てる!と思われるかもしれませんが、「メリークリスマス」のハワイ語が「メレカリキマカ」なのと同じで、後から作られたハワイ語です。
後からやってきたのに、すっかりハワイの花となってしまったのは繁殖力が強いから。香りも強いので、墓地に飾られることが多いです。そんなこともあって「葬儀・墓地の花」と言われることもあります。不吉だと思われる方もいらっしゃるので、人にプレゼントする時はいろいろ考えてから決めましょう。
あ、でも、日本の「彼岸花」とは存在が違います。髪飾りに使われたり、結婚式にプレゼントされたりもします。ハワイ生まれではないけど、すっかり「ハワイ感ばりばりの花」になってしまってるんですね。知っておくべきなのが、髪にさす場合の方法です。未婚者は右に、既婚者は左につけるそうです。ハワイ在住者にナンパしてもらいたい時は右にプルメリアの花をさしておきましょう。
オアフ島の東、サンディ・ビーチの近くに「ココクレーター・ボタニカルガーデン」という入場無料の植物公園があります。市がやってる植物園なんですね。そこに、いろんな種類のプルメリアが山ほど植えられています。プルメリア好きならぜひ!

- へなしゅん
- 福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。