2019.09.20|カウアイ島
へなしゅん的ハワイ事典
へなしゅん的ハワイ事典 – ネネ
- ネイチャー
ネネとは鳥の名前。ハワイ州鳥で、種類で言えば日本の雁みたいな生き物。絶滅危惧種なので、あちこちで見かけるわけではありません。オアフ島以外の島々、カウアイ、モロカイ、マウイ、ビッグアイランドに生息しています。
日本で見かける雁とは姿も動きも違っていて、陸鳥なので足が長く、爪も長くてゴツゴツしている感じ。ハワイ火山国立公園の寂しい道を走っている時に、テクテクと静かに移動する姿を目撃したことがあります。珍しかったのでデジカメを構えて近づいてみましたが、ネネははまったく警戒もせず、立ち止まったままずーっとそこにいました。カウアイ島のキラウエア灯台でも見たことがあります。そちらではまったく動かず、ずーっと座ってました。この「動き」がネネを減らしてしまいます。畑を荒らすネズミを退治するため、ハワイにマングースを連れて来たことがありました。サトウキビ畑全盛の時代です。が、夜行性のネズミに対して、マングースは日中に活動します。その結果、マングースはネズミじゃなくてネネを食べまくりました。そして、野生のネネは絶滅したそうです。
個人が飼っていた数十羽を繁殖させて現在にいたります。今は数千羽もいるそうです。復活できて本当によかったですね。いやしかし、マングースがいるのにどうして復活できたのか。それは、マングースがやってこない高度があるエリアで復活させているからです。
