2019.11.26|マウイ島

へなしゅん的ハワイ事典

へなしゅん的ハワイ事典 – クジラ

ネイチャー

17世紀の途中、世界では鯨油を採ることを目的とした捕鯨が始まっていました。石油がない時代、鯨油は、燃料や機械油としていろんな用途に使われていました。18世紀、さらに油が求められるようになり、捕鯨船が世界を動き回る時代に突入しました。

毎年寒くなると、クジラは北の海から太平洋のど真ん中まで降りてきます。冬はハワイ王国の辺りがクジラで賑わうようになるのです。そのクジラたちを求め、アメリカ、ロシア、イギリス、フランスの捕鯨船が集まってきます。当時、ハワイ王国の首都はマウイ島ラハイナにありました。そして、世界の捕鯨船が集まる港でもありました。石油が見つかり捕鯨船の数は減りましたが、今も、北が寒い季節になるとハワイ周辺はクジラたちで賑わいます。捕鯨船はいなくなりましたが、現在はホエールウォッチング(クジラを自然の状態で観察する観光の一種)の観光船がクジラを求めて動き回っています。ただ、クジラは息が長く、なかなか海面に姿を現しません。長い場合、1時間近く潜っていることもあるので、見学にはじっくり耐える根性が必要です。

よく、クジラがドドーンと海面から飛び出している写真を見ることがありますが、クジラがそんなに飛び上がるかどうかは、クジラや海の状況によって大きく変わってきます。そんなに期待しすぎないほうがいいかもしれません。逆に、写真で見かけるようなクジラが飛び上がっている姿を見ることができたら超ラッキーです。

へなしゅん
へなしゅん
福井県若狭地方生まれ。30歳を越えてからハワイ情報サイトの編集長としてハワイ入りし、ハワイ生活は20年超え。現在は日本で「ハワイ」を追い求める日々。WEBをやっているけれど、WEB技術は20年前レベル。英語も満足に話せないまま。ハワイ史が好きでいろいろ調べたけれど、ハワイの象徴・フラは未経験、ウクレレもハワイ語もすべて中途半端なレベルというダメなおっさん。でも、記事は細かく作っている(つもり)。

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